開院時間 月曜~土曜 午前8:30~午後6:00
投薬の留意点
小児の投薬の際に留意することは、確実に安全で効果的な投薬をすることです。
時々、「嫌がって薬を飲まないのですが、どうしたら良いでしょうか?」というお問い合わせがあります。
いくらききめのよい薬でも、飲んでくれなければ効果はありません。
粉薬や水薬などには、飲みやすいようにイチゴやオレンジ味などがあります。
子供さんが確実に飲める薬をお選びしますので、好みがあれば教えてください。
分包の色分け
当院での処方は、薬効の違う薬は、目的別に分けてパックしています。
例えば飲み薬は、抗生剤と咳止め、鼻水用やアレルギー用、解熱剤などです。
薬袋と分包紙には色分けラインをすることにより、袋から出しても何の薬か分かるように工夫しています。
薬はメモを残して
もらった日付や何の薬かなどをメモしておくと、夜中に急に具合が悪くなったときに慌てずに済むこともあります。
薬の飲ませ方・パンフレット
乳幼児のお子さんの『くすりの飲ませ方』のパンフレットを用意しています。
飲ませ方がよく分からない方は、スタッフにご連絡ください。
薬の飲ませ方
シロップの場合は薬が沈殿している時があります。飲ませる前に容器を軽く振ってから一回量を測りましょう。
容器から直接飲ませるのでなく、小さい容器に移してスプーンやスポイドで少しずつ飲ませてください。
粉ぐすりは少量の湯ざましで練って、上あごや頬の内側につけ、その後、水、湯ざまし、ミルクなどを与えます。
ミルクにまぜて
1回分のミルクにまぜると、全部を飲まなかったリ、ミルクぎらいになったりしますので、少量のミルクに溶かして薬を与え、それからおいしいミルクを与えます。
また、粉薬を他のものに混ぜた状態で保管するのは避けましょう。
飲ませる工夫
くすりを嫌がるときには、本人が納得すれば何に混ぜてもかまいません。
☆牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品に混ぜると苦味がやわらぎます。
☆スポーツドリンクやジュースに混ぜると、かえって苦味が強くなることがあります。
☆粉ぐすりを水に溶かし、凍らせて与えてもよいでしょう。
「1日3回」は、いつ飲ませるのか?
外来で処方するこどもの薬は、胃に対する負担はそれほどありません。
起きている時間を均等に分けて薬を飲む間隔を一定にしてください。そうすれば、1日2回朝夕、または1日3回朝昼夕も時間を迷うことはありません。
食前それとも食後?
食後は満腹で飲まなかったり、食べたものといっしょに吐いてしまうこともあるので、お腹の空いている授乳直前や食事前の方が良いでしよう。